ご存知のとおり、アリーナのBO1は初手の土地枚数がデッキの土地比率に近くなるよう補正がかかってます。具体的には下記の通り。

1. デッキを3つ用意し、それぞれシャッフルして初手をめくる
2. 3つの内、土地枚数が「初手枚数 × デッキの土地枚数/デッキ総数」に一番近いものをプレイヤーに提示する(色は非考慮)
3. もし全部同じ枚数だったら適当に提示する
(当初は2つからだったが、先月のアプデで3つからになった模様)

でまあ、構築だとこれを意識してBO1専用デッキを組む人も多いと思うけど、リミテッドで意識してる人は案外少ないんじゃないかなって。
ぼくもそうだったんだけどね、ちょっと気になったんでまとめてみた。

結論から言うと「BO1ドラフトではアグロを決め打つべき」
BO1ドラフト≒ランクドラフトなので、時間効率も考えれば尚更。
ぼくはこれでジェム減らさずにミシック行けました。

あ、もちろんこれは楽しさを度外視してます。あくまで勝率を考えるとってことね。


以下はデッキ40枚で土地枚数変えたとき、初手がどうなるかの試算結果。
間違いがあっても責任取れないんで「ほーん」程度に見といて。

■土地17枚の場合
初手7枚の土地枚数は、69%で3枚、23%で2枚、7%で4枚、1%でその他。
1回マリガンしても傾向はほぼ変わらない。
参考までに、BO3だと7枚中の土地3枚と2枚の確率がほぼ同じで31%。16%で4枚、0~1枚は17.5%、5~7枚は4%。
BO1はBO3と比べて、初手土地3枚になる確率が2倍以上、4枚になる確率は半分以下。

■土地16枚の場合
68%で3枚、25%で2枚、6%で4枚、1%でその他。17枚と殆ど同じ。
ただし1回マリガンすると傾向が逆転して、70%で2枚、25%で3枚になる。

■土地18枚の場合
69%で3枚、24%で4枚、4%で4枚、4%でその他。
約7割3枚なのは16,17枚と同じだが、2枚より4枚の方が優先されるように。
1マリ後も7割3枚、2割4枚といったところ。


■考察
まず土地18枚はデメリットが大きい。土地2~4以外の確率が他の4倍に増えてるし、1マリ後に土地4枚の確率が2割もある。
よほど極端なデッキ構成でもないかぎり、リミテにおいてスペル2でキープしたくはないはず。

次に土地16枚に切り詰めるケースを見てみると、1マリ後に土地2スペル4のハンドが来やすくなっている。GRNのボロスみたいに、初動命みたいなデッキだとアリじゃないかな。

とまぁここまではチラッと調べれば分かる話。
それを踏まえて、上記赤文字の提言。


■なぜアグロ決め打ちが板なのか
1. 土地18のデメリットが多いので、選択肢は17枚 or 16枚。
2. どちらにせよ、4回に1回くらいは初手土地2枚になる。
3. 土地2でキープした場合、先攻で約30%、後攻でも約15%は3Tまで土地を引けない。
4. じゃあ土地2で1,2ターン詰まっても戦えるデッキを選んだ方が戦いやすくね?

ざっくりこんな理屈。
逆に、アグロを組まないならアグロに勝てる工夫(黄金の死をメイン投入等)がほしいかなと思ってる。
コントロール(GRNのディミーアとか)は原則やりたくないね。
それとアリーナドラフトは協調とか流れ読みとかしづらいんで、決め打ちした方がストレス少ないってのもある。
毎回アグロ使うことで経験値を効率よく貯められるしね。

なんかとっ散らかってるけど、以上!

コメント

yuya
2019年3月8日22:46

某所で18/41がいいとあったんですけどどうなんでしょう?
土地枚数の優先度が4枚>2枚にするのが狙いだと思いますけど

オリヒカ
2019年3月8日23:07

18/40でも18/41でも4枚>2枚なのは変わらないので、無理にスペルを削って18/40にするより、単に1枚足して18/41の方がいいって判断だと思います。
たしかに4枚>2枚にしたいならそれもありですね。ただ、結局「土地2~4以外の確率が他の4倍に増えてるし、1マリ後に土地4枚の確率が2割もある」のも変わらないので、それをどう見るかでしょうか。

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